バイナリーオプション業者選び低コストで安心取引できるFX会社は?
バイナリーオプションで最も重要なのは業者選びです。株式やFXなどトレードに関するものは全て、業者選びが大事なことは間違いありませんが、バイナリーオプションの場合は特に、会社によってスプレッドが違うのでコスト面で大きな差があります。
さらに重要なことがあります。FXの場合は、FX会社はスプレッド(サヤ)の手数料を取るだけですが、バイナリーオプションでは、顧客の利益は会社の損失、会社の利益は顧客の損失になります。つまり顧客とバイナリーオプション業者が勝ち負けを争う関係にあるのです。ルールとしては、顧客が一定時間内に円安、円高などを予想して、当たれば総取り。負ければ没収という形になります。基本的に売買の主体性は顧客の側にありますが、スプレッドなど条件を提供するのは業者の側です。ということで、できるだけ公正で信頼のおける業者を選ばなければならないことになります。それでは、いい業者を選ぶ方法を追って説明します。
選ぶべきはFX海外業者かFX国内業者か
海外FX業者は魅力的だがリスクが高い
バイナリーオプションでは海外業者を選ぶのか、国内の業者を選ぶのかということがとても大事になります。これはFXにも言えるのでが、国内のFXとバイナリーオプション取引は、2013年以降、規制されています。以前はFXもレバレッジが大きく、100倍以上の倍率をかけることができました。しかし現在では、個人投資家は25倍までのレバレッジに規制を受けています。バイナリーオプションも最短2分や5分のような判定時間の取引があったのですが、現在の判定時間の間隔は2時間以上と定められています。
このような措置は投機的すぎるレバレッジや、スピードくじのような取引をなくそうとして行われたものです。現在ではバイナリーオプションの種類はラダーといわれるものが主流で、価格帯の設定も厳密に決められています。以前は、ハイローというものが主役でした。どこでも好きな価格で上下を予想して、0.1銭でも当たればペイアウトというシステムでしたが、現在では国内の取引では禁止されています。
海外FX業者を利用する投資家も
国内での取引に規制が入ったことで、海外のFX業者に流れる投資かも多く出ています。ネットを見れば海外のFX業者のアフィリエイトが多く見受けられます。このような業者は国内の会社と違って、高いレバレッジと多様なサービスを売り物にしています。その反面、金融庁の管轄下になく、いざという時に資産が保証されないリスクが存在します。
FX海外業者のメリットとデメリット
FX海外業者のメリット
FXのレバレッジが高い(数百倍のところもある)
判定時間が短い(1分後判定もあり)
いろんなサービスがある(ラダー、ハイロー、ワンタッチ)
FX海外業者のデメリット
海外で言葉の壁がある(トラブルに対処しにくい)
金融庁の管轄外(指導が効かない)
国内業者のような1千万円までの資産保証がない
ペーパー業者も多い(タックスヘイブンに形だけ設立)
FX海外業者は取引リスクが大きい
現在では、海外のFXやバイナリー業者はリスクが大きいようです。その最大の理由は、国内の金融庁の許可を受けていないからです。中にはどの国の許可もとっていない、いわゆる「無認可業者」もいます。その場合は、いざトラブルが起きた時に対処できないばかりか、個人資産の保証も行われないことになります。
アフィリエイトで宣伝している海外業者も多いですが、もちろんすべてが不良業者というわけではありません。しかし、海外に本拠地がある以上、トラブルが起きた場合の対処には限界があると心しておくべきです。
国内FX業者の選び方
大手の国内のバイナリーオプションができるFX業者(9社)
外為オプション/GMOクリック証券
選べる外為オプション/FXプライム byGMO
FXTFバイナリー・トレード(バイトレ)/FXトレード・フィナンシャル
オプトレ!/YJFX!
みんなのバイナリー/トレイダーズ証券
みんなのシストレ・みんなのオプション/トレイダーズ証券
FXバイナリー/IG証券
LION BO/ヒロセ通商
俺のBO/FOREX EXCHANGE
この中から有力な業者を選んでいきましょう。
スプレッドの大きさでFX業者を選ぶ
スプレッドはバイナリーオプションの購入と売却の値段の差です。
このように値段が出ていますが、この場合は928円と848円の差がスプレッドで80円になります。このスプレッドは時間帯によって一定していないのですが、人気があり取引量が多い業者は小さく、取引量が少ないと大きくなるという傾向があります。
スプレッドの小さいFX業者 外為オプション/GMOクリック証券/オプトレ!/YJFX!
この2社がスプレッドが小さい代表格です。特にGMOクリック証券はFXでも最大手の会社で、一番人気があり売買高も多い分、取引コストも安くなっています。GMOクリック証券が一番いいのは、取引が少なくてスプレッドが大きくなる=コストが大きくなる時間帯がほとんどないことです。同系列のFXプライム byGMOと比べればそれは歴然としています。もし、業者のスプレッドを比べたければ、同時間のバイナリーオプションがいくらで提供されているかを比較すれば一目瞭然です。
スプレッドが小さいということに関しては、ヤフーが提供しているオプトレ!/YJFX!も優れています。100円くらいが常ですが、普通の状態でそれ以上に開くことはあまりまりません。
取引画面の見やすさでFX業者を選ぶ GMOクリック証券がNo.1
取引画面の見やすさということに関して言うならば、GMOクリック証券が一番です。取引画面がわかりやすいことは、特に初心者にとって必須の条件です。バイナリーオプションを売買するのに一番重要なことは、どの価格帯のものを選ぶかということですが、多くのFX会社の画面では、注文画面が同時に表示されています。
しかし、GMOクリック証券はひとつひとつ注文の板が立ち上がるようになっていて、字も大きくとてもわかりやすく出来ています。
【GMOクリック証券のFX注文板】
このように「円高」「円安」がはっきりとわかりやすく選択できるようになっています。ひとつの画面に6つの価格帯の注文が同時に現れるタイプのものよりはるかに操作しやすいでしょう。
取引通貨ペアの種類で選ぶ オプトレ!/YJFX!が8種類で最多
米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
IG証券が7種類、GMOクリック証券が5種類なのに比べると最多です。ニュージーランドの通貨を扱っているところはここだけなので、興味のある人は口座を開いてみるといいでしょう。
総合的にはGMOクリック証券が一番か
このようにいろいろなポイントで比較してみると、GMOクリック証券が一番のおすすめになりそうです。スプレッドが安定して小さいのと、取引画面の見やすさが群を抜いています。
GMOクリック証券のリアルタイムニュースは秀逸
もうひとつ、重要なサービスにリアルタイムのニュース配信があります。これは機関投資家が使うクイックニュースと同じようなもので、雇用統計やその他の経済指標発表の結果が、わずか1分遅れで入ってきます。例えば有名なニュース配信サイトであるロイターニュースなどは20分遅れくらいなので、いかにリアルタイムで早いかがわかるでしょう。証券サイトやサービスには10分遅れのようなものしかなく、内容も詳細ではありません。もし本格的にバイナリーオプションやFXをトレードしたいと思えば、GMOクリック証券のクイックニュースはお勧めです。
FX業者の選び方・オススメまとめ
このように国内業者を見てきましたが、提供しているサービスの違いもあるので余裕のある人は、複数のFX会社に口座を開くという選択肢もあります。いずれにせよバイナリーオプションはFX会社との勝負の側面も持っているので、信頼のおける業者を選ぶことが重要です。