
お金を貯めるには?貯まらない現状を変えたい人必見!
将来のお金について、不安を感じている人は多いのではないでしょうか。日々節約して家計簿でお金をしっかり管理しているのになかなかお金が貯まらないということは多いようです。そうしたお悩みを抱えている方は現況を振り返って、少し考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
お金が貯まらない
お金に対する不安を持っている人が、最近は特に増えてきているようです。
貯めたいのに貯まらない理由
お金を貯めたい場合、収入が増えるなら支出を増やさなければ、収入が同じなら支出を減らせばいいのではないかと単純に思えるのですが、実際のところ、お金が貯まっていないということが多いのではないでしょうか。
多くの人が収入が伸び悩んでいる昨今、お金を貯めるために節約している方は多いかと思われます。しかし、節約だけではなかなかお金が貯まらない場合が多いです。節約以外でお金との関わり方を見直す必要があるのかもしれません。
年収が高くても貯まらない人あり
現在はスマートフォン1つでインターネットでアクセスし、ワンクリックやツークリックで好きな商品を買える便利な時代です。またインターネット上では様々な商品に関する情報やクチコミがあふれ、買い物の参考とされている方は多いのではないでしょうか。こうした多くの情報は魅力的な内容が多く、誘惑に負けて画面上をポチッとしてしまうことは以外と多いかもしれません。
また、収入が少しでも増えればお金の使い方が変わることが多いかもしれません。特に年収が高い人はお金が貯まらない人が多いと言われています。普段の収入が多いことから、お金に関して将来的な不安を感じることが少なく、現時点の消費生活を楽しみたいという考え方や、より贅沢な暮らしをしてみたいという希望が強いことが背景にあるのかもしれません。
お金が貯まる人と貯まらない人、何が違う?
お金が貯まる人と貯まらない人に次の違いがあると言われています。
・貯金の仕方
・口座の管理の仕方
・買い物についての考え
・普段のお金の使い方
・その他
貯金の仕方
お金が貯まる人は、給与天引きの形でいわば強制的に貯金をする仕組みを採用していることが多いです。これに対してお金が貯まらない人は給与全額を管理し、節約して残ったお金を貯蓄に回すといった後付け方式の場合が多いようです。
口座の管理の仕方
お金が貯まる人は、給与振り込み口座と貯金用の口座を別にしていることが多く、お金が貯まらない人は1つの口座にしていることが多いと思われます。
買い物についての考え
お金が貯まる人は、計画として買いたいものがあった時は我慢せずに買っていることが多いようです。節約続きで我慢しているといつかは耐えきれずに散財してしまうといったことを避けるようにしていると言えます。ただし計画にない買い物はしません。これに対してお金が貯まらない人は節約にムリがあることが多いかもしれません。
普段のお金の使い方
お金が貯まる人は、一時の欲望や衝動に駆られたお金の使い方をしたり、短期で大きな儲けを狙った投資には関心が薄いと言えます。これに対してお金が貯まらない人は一時の欲望や衝動に駆られたお金の使い方をしたり、長期的な視点で物事を考えることが苦手の人が多い傾向があります。
その他
「自分のお金は自分のために使う」ということは極めて当たり前な考え方ではありますが、中には「自分のお金の一部を友人のために」「自分のお金の一部を社会のために」という考え方の人も少数派ですがおられます。こうした考え方を実践している人は友人や社会の評価が高まり、その結果としてお金が自然と集まってくるということがあるようです。
お金の使い方、間違ってませんか?
お金は使い方次第で浪費にも投資にもなります。現状のお金の使い方に次のような間違いがないか確認してみてはいかがでしょうか。
小さな支出を見逃している
「塵も積もれば山となる」ということはお金の使い方にもあてはまります。お金が貯まりやすい人は、例え小さな支出であってもできるだけ支出を避ける手段がないかを考えて実行していることが多いです。例えば銀行など金融機関の口座手数料など、一度なら小さな支出でも小出しに何度も利用していると結構な支出となることがあります。
固定的な支出を見逃している
支出には、使う量に応じて生じるものと、使わなくても契約があればその期間中は固定的に発生するものがあります。使う量に応じて生じる支出は契約した後でも管理できる支出ですが、固定的に発生する支出は契約があればその期間の満了まではお金が出ていくことは間違いのないものです。お金が貯まる人は、「固定的な支出」を「使う量に応じて生じる支出」に見直すことで、ムダな出費を抑える工夫に気づいている人が多いです。
衝動買いが止められない
御自身のメンタルを管理できない人は、お金の管理もルーズなことが多いです。また計画性が乏しい買い物は、買った後で「目的のものとは違う」という気がして後悔することが多いのも衝動買いが止められない人の特徴かもしれません。さらに「目的のもの」を探して同じ様なモノを次々と買ってしまうといった悪循環となり、お金が貯まらない人になっていきます。
お金は節約するだけでは貯まらない
お金をしっかり管理しているだけではお金は貯まらないことが多いです。お金の使い方を見直すことで、これまでの姿勢や考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
家計簿を付ける意味
家計簿をつけることは、現時点のお金を支出面から管理する上ではとても有意義なことです。しかし、家計簿を付けていることを直接的に将来時点でお金が貯まるということに結びつけるのは早計です。
現時点のお金の管理は勿論重要ですが、加えて将来のお金をどのように殖やしていくのかのビジョンを立てることも重要かも知れません。
お金は使わないと増えない?
「損して得を取れ」という諺があります。現時点では支出となっても、将来に還ってくるお金の使い方というものはあるようです。どのような使い方が良いのかについては各人の考え方や個性で違ってきますが、1つの考え方に「幾ら使っても減らない資産」にお金を使うというものがあります。
幾ら使っても減らない資産とは?
幾ら使っても減らない資産、それはこの記事をお読みになっている読者様御自身かもしれません。現在はインターネットで様々な商品をワンクリックやツークリックで買える便利な時代ですが、それに留まらず、読者様御自身の潜在能力を高めたり、お金を殖やすヒントとなる情報を他の方が無料でシェアしてくれているということを見落としていませんでしょうか。
モノへの投資は時間が経てば、追加で投資をしない限りその価値が下がっていきますが、教育で受けた知識や仕事で得たスキルや経験は時間が経過してもその価値が減るということはまずありません。こうしたソフトパワーは幾ら使っても減らない資産として、この記事をお読みになっている読者様御自身の各々が持っている資産です。その資産は使い方次第でお金を殖やすことにつながるかもしれません。
まとめ
お金が貯まる、お金が貯まらないといった現時点や将来の結果を左右するのは、結局のところはその人のお金に対する付き合い方がどうだったかということかもしれません。そうした点を振り替えることから始めてみるのが良いのではないでしょうか。現時点でお金が貯まらないとお悩みの方は、過去の御自身のお金に対する付き合い方がどうだったか、将来にお金が貯まるようにしたいとお考えの方は、現時点の御自身のお金に対する付き合い方をどのように見直すのかをまず考えてみてはいかがでしょう。
利回り30%!?最強の投資信託「ひふみ投信」の秘密にせまる
驚異的な利益率!?「ひふみ投信」
ひふみ投信ってなに?
国内トップクラスの投資信託
ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークスという直販系投資信託販売会社が販売・運用している投資信託です。
レオス・キャピタルワークスは、運用資産総額が4,000億円を突破し、直販系投資信託販売会社の中でトップになりました。
ひふみ投信は、リスクをある程度とってでも高いリターンを得ようとするアクティブファンドです。そのアクティブファンドの中でも、1年間で30%以上の運用実績を叩き出すひふみ投信は頭一つ抜きん出た投資信託です。
カリスマファンドマネージャーによる銘柄選定
カリスマファンドマネージャーとの呼び声が高い藤野英人氏が、この会社で最高投資責任者を務めていて、「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」など、数々のメディアに登場しています。そんな藤野氏率いる運用部は、主に日本株式の中の成長株に投資を行います。また、藤野氏自身が様々な企業の社長に直接会い、そうして実際に投資を行う企業を選定します。
ひふみ投信の運用実績
ひふみ投信は、インデックスファンドを圧倒的に上回る運用実績をあげています。
アクティブファンドは信託報酬などの維持費用が高いせいで、高い利回りも相殺されてしまいます。そのため、アクティブファンドは、結局インデックスファンドには勝てないさえと言われてきました。
ひふみ投信の特徴
ひふみ投信の特徴その1:日本の成長企業へ投資
お客様からお預かりした資産を、主に日本の成長企業に投資することでお客様の長期的な資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献します。
ひふみ投信の特徴その2:守りながら増やす運用
日々変動する投信の基準価額に振り回され、毎日ハラハラすることはなるべくなら避けたいですよね。
ひふみ投信は、そんな購入者の心の声に応えるべく、不安をなるべく軽減しながらも着実にリターンを狙う「守りながらふやす」ことを基本方針としています。
そのために、経営方針や戦略など数値に表れない定性的な部分と、財務指標や株価情報等の数値の定量的な部分の両面から分析を行っているようです。
投資対象は、基本的には日本株式としていますが、常に変化する株式市場の状況に応じて世界の株式にも投資対象を広げています。ひふみ投信は、こうした柔軟性のある投信と見て取れます。
ひふみ投信の特徴その3:顔が見える運用
ひふみ投信を提供するレオスキャピタルワークスは、自社のホームページに運用部で働く社員たちの顔写真やインタビュー形式の紹介文が掲載されています。
どんな人が投資信託を運用しているのかは、投信購入者からはわかりません。顔が見えることによって、より安心してひふみ投信やひふみプラスを購入できるでしょう。
ひふみ投信の運用コスト
買付手数料、解約手数料は無料!
ひふみ投信は、投信購入時にかかる買付手数料と、投信売却時にかかる信託財産留保額は無料になっています。
投信を保有していると、毎年1.0584%の信託手数料が発生しますので、ここだけ押さえておいてください。
買付手数料 無料
信託報酬(年率) 1.0584%
信託財産留保額(ファンド解約時の手数料) 無料
ひふみプラス
ひふみ投信との違い
販売店がちがう
ひふみ投信とひふみプラスでは、購入できる場所が違います。
ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークス直販の投資信託なので、レオス・キャピタルワークスのWebサイトから購入できます。
一方で、ひふみプラスは、証券会社など販売会社各社から購入できるタイプのひふみ投信です。
組み入れ銘柄は同じ
ひふみ投信やひふみプラスは、いずれもレオス・キャピタルワークスが「ひふみ投信マザーファンド」というマザーファンドに投資しています。
マザーファンドというのは、マザーファンド(親ファンド)に対してベビーファンド(子ファンド)があり、複数のベビーファンドから集めた資金をまとめてマザーファンドが運用することにより、運用効率を高めるファミリーファンド方式によって運用される投資信託のことです。
ですので、含まれている銘柄や運用パフォーマンスなどは、ひふみ投信もひふみプラスも同じです。
ひふみプラスの運用コスト
ひふみプラスにかかる運用コストは、ひふみ投信と比較しました。ひふみプラスでは、購入時に買付手数料がかかることがあります。ですが、2018年7月末時点では、SBI証券・楽天証券は共に買付手数料を無料としています。
信託報酬率は、ひふみ投信とひふみプラスはどちらも同率で、どちらもファンドの解約手数料はかかりません。
ひふみ投信 ひふみプラス
買付手数料 無料 販売会社ごとに異なる
信託報酬(年率) 1.0584% 1.0584%
信託財産留保額(ファンド解約時の手数料) 無料 無料
まとめ
ひふみ投信について理解していただけたでしょうか?
ひふみ投信は、確かな知識と技術を持って運用が行われており、その実績は利回り30%という数字に表れています。
もちろん、毎年30%の成長率を維持するのはほぼ不可能ですし、いつかは利益がマイナスになることもあり得ます。しかし、今から投資信託の購入を考えているのであれば、ひふみ投信とひふみプラスはとても魅力的な金融商品です。
ぜひ一度ひふみ投信についてもっと詳しく調べて見てください。
FXは通貨ペアにこだわる。正しく選ぶための4つのポイント
FXを始めるにあたり、通貨ペアを選ぶことが最初にする作業ですが、通貨ペアを毎回同じにする方、相場の状況によって変える方など人それぞれでしょう。また人によってトレードの相性の良い通貨ペアがあるということもよく耳にします。こうした通貨ペア選びについてどのような考えで選ぶといいのでしょうか。
FXで通貨ペアは決めている?
FXで通貨ペアを固定している人は、かなり多いかもしれません。私自身も通貨ペアは米ドル円の一択でトレードしています。最初に通貨ペアの概要など基本的な内容をご紹介します。
通貨ペアとは
通貨ペアは株式投資の場合の銘柄のようなもので、売買する外貨の組み合わせのことです。FXは「外貨を安い値段の時に買って、その後の高い値段の時に売る」、「外貨を高い値段の時に売って、その後の安い値段の時に買い戻す」の2つのパターンで差益を稼ぐ取引が特徴となっています。
通貨ペアとして米ドル円を選んだ場合ですと、「買い注文」は「日本円を売って、米ドルを買う」という最初の注文、その後に米ドルが日本円に対して値上がりした時点で「米ドルを売って、日本円を買い戻す」という決済注文が受け入れられた時点で利益となります。逆に米ドルが最初の注文より値下がりした状態で決済注文を出し、それが受け入れられた時点で損失となります。
「売り注文」は「米ドルを売って、日本円を買う」という最初の注文、その後に米ドルが日本円に対して値下がりした時点で「日本円を売って、米ドルを買い戻す」という決済注文が受け入れられた時点で利益となります。逆に米ドルが最初の注文より値上がりした状態で決済注文を出し、それが受け入れられた時点で損失となります。
各国の通貨の特徴
国際通貨としてよく知られているのは次の4つの通貨でしょう。
この他にオーストラリアドルなどオセアニア通貨や、新興国通貨といって経済発展が著しい東南アジアの国、トルコや南アフリカの他、ブラジルなど南米の通貨がありますが、それらは米ドルをはじめとした主要通貨の値動きの影響を受けることが多いので、まずは主要通貨の特徴を知っておくといいでしょう。
米ドルの特徴
現在の世界の基軸通貨。国際取引の決済の殆どが米ドルを通じて行われる。背景に圧倒的な経済力と軍事力を誇る米国の存在がある。
ユーロの特徴
広大な経済圏をで通用する共通通貨として、米ドルに続く取引量を誇る。外国為替の取引において米ドルとユーロの取引が最も多く、FXにおいても世界全体で見れば値動きの大きさやトレンドの長さからユーロ米ドルの人気が高い。
日本円の特徴
米ドルやユーロほどの取引規模はないものの、世界有数の債権国であり経済規模の大きい日本の通貨として、リスク回避の際には注文が集まる。FXにおいて日本円対外貨の通貨ペアでトレードする人がビギナーを中心に多い。
英ポンドの特徴
米ドル以前は世界の基軸通貨の地位にあり、18世紀から19世紀にかけて「日の沈まない帝国」として栄えた大英帝国の名残から、現在もオーストラリアドルやカナダドルへの影響が大きい通貨として知られる。値動きの大きさや早さから英ポンドを通貨ペアに加えて効率的にトレードする上級者が多い。
通貨ペアの系統を知る
通貨ペアは、あらゆる国際取引の決済通貨として広く浸透している米ドルが含まれている場合を「ドルストレート」といい、それ以外を「クロス通貨」といいます。クロス通貨には日本円クロスの他、ユーロクロスやポンドクロスがあり、いずれも米ドルがクロスする形で内在しているのが特徴です。
・Bクロス通貨=通貨A/通貨B=通貨A/(米ドル)×(米ドル)/通貨B
ドルストレート系列 米ドル日本円、ユーロ米ドル、ポンド米ドル、など
日本円クロス系列 ユーロ日本円、ポンド日本円、豪ドル日本円、など
ユーロクロス系列 ユーロポンド、ユーロ豪ドル、など
ポンドクロス系 ポンド豪ドル、ポンドカナダドル、など
日本ではドルストレート系と日本円クロス系でトレードしている方が殆どだと思います。
FX では通貨ペアを正しく選びたい
FX取引をする際に、通貨ペアとの相性ということを気にする人は少なくありません。
通貨ペアとの相性を考える
日本でトレードする場合、経済や金融に関する情報が入手しやすい外貨と日本円の通貨ペアはトレードしやすいことが多いです。最も情報が入りやすいのが経済的な結びつきが強く、国際取引の決済通貨である米ドルかもしれません。米国の株式市場の情報は毎日入るので、米ドル日本円の通貨ペアの動きは把握や予測がしやすいでしょう。
トレードしたことがない通貨ペアは負けやすい?
人によっては相性の悪い通貨ペアというのはあると思います。特にトレードの時間帯によってヨーロッパ系の通貨と日本円の通貨ペアは難しい動きをすることがあります。
通貨ペアを正しく選ぶための4つのポイント
通貨ペアを正しく選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
通貨取引量で選ぶ
通貨取引量の大きい通貨ペアは小さい通貨ペアの値動きに影響を与えます。取引の多い通貨ペアとして、ユーロ米ドルや米ドル日本円などがよく知られています。
トレード時間帯で選ぶ
24時間取引可能なFXですが、開いている市場は取引時間で違ってきます。開いている市場のある国の通貨を中心に、通貨ペアを選ぶといいでしょう。具体的には東京市場が開いている場合なら日本円、ロンドン市場が開く時間帯なら英ポンド、ニューヨーク市場が開く時間帯なら米ドルを中心に通貨ペアを選ぶと値動きが大きく、トレードチャンスが多いでしょう。
通貨の強弱で選ぶ
値動きの幅が大きいのは、その時間帯で「最も強い通貨」と「最も弱い通貨」の組み合わせです。「最も強い通貨」とは最も買われている通貨で、「最も弱い通貨」は最も売られている通貨のことです。「最も強い通貨」と「最も弱い通貨」の組み合わせは強力なトレンドを生じていることが多く、他の通貨ペアはその影響からレンジ相場になっていることがよくあります。エントリーしてどちらが勝ちやすい相場なのかは明らかですね。
通貨の相関で選ぶ
相関とは相互に与える影響の大きさのことで、その大きさを客観的に把握するために相関係数というものが用いられます。相関係数は+1から-1までの数字をとり、+1に近ければ同じ方向に値動きする傾向が強く、-1に近ければ逆の方向に値動きする傾向が強くなります。相関関係を利用して値動きの予想を立ててトレードすると良い結果となることがあります。
FX で特に難しい通貨ペアはあるのか?
通貨ペアで身近な日本円を軸に選ぶ人が多いですが、そのことがベストな選択かどうかはわかりません。
クロス円の落とし穴
米ドル日本円以外でユーロ日本円やポンド日本円など、一方が日本円となっている通貨ペアを「クロス円」といいます。ユーロ日本円やポンド日本円などは米ドル日本円に比べると取引量が少なく、ユーロや英ポンドが日本円と直接取引されることは少なく、多くの場合は米ドルを介して取引されるという特徴があります。つまり、ユーロ日本円や英ポンド日本円は次のように分解できます。
・ユーロ日本円=ユーロ米ドル×米ドル日本円
・英ポンド日本円=英ポンド米ドル×米ドル日本円
ニューヨーク市場が開くと、ダウなど株価指数に連動してドルの値動きが大きくなることがあります。そうした場合はその影響から ユーロ日本円や英ポンド日本円といった通貨ペアは複雑な値動きをすることがあり、注意が必要です。豪ドル日本円やニュージーランド日本円の通貨ペアも同じ様な特徴があります。
英ポンドは殺人通貨?
英ポンドは大口取引や機関投資家が好んで使う通貨ペアになっていることから、動きがある日は他の通貨ペアにも影響が出る位動きます。ハイリスクハイリターンな取引に巻き込まれることが多く、取引ロットを大きくすると大きな損失を抱えることがあり、別名「殺人通貨」と呼ばれているほど、動きのある時間には取り扱いに注意を要します。
新興国通貨は取引コストに注意
新興国通貨は高金利であることが多く、長期保有することでスワップ金利が貯まるのが魅力と言えます。ただし、取引量そのものが少ないために取引の際に負担する実質コストであるスプレッドが広く、大きく値動きしやすいのでハイリスクハイリターンな面もあり、これらの点には注意が必要でしょう。
FX通貨ペア まとめ
FXはいつでも取引できますが、時間帯によって「よく動く通貨ペア」と「全く動かない通貨ペア」がありますし、「トレンドを形成している通貨ペア」と「レンジとなって狭い価格帯を往復している相場を形成している通貨ペア」があります。トレードで良い結果が出やすいのは「よく動く通貨ペア」で「トレンドを形成している通貨ペア」ということになりますので、通貨ペア選びは多少のこだわりがあった方がいいのかもしれません。
投資とは?未経験者や初心者がはじめるポイントを解説
投資と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。もう随分前の話ですが、昭和の終わりから平成のはじめにかけて、株を中心とした財テクブームが起きました。その後のバブル崩壊から景気の落ち込み、就職氷河期と、40代以上の方にはあまり良いイメージはないかもしれません。しかし、現在はバブル当初と同じ低金利時代。あまり気が進まないものの、投資に向き合わざるを得ないという時代になってきています。
投資に興味はあるけれど
世間では「貯蓄から投資の時代」を謳っていて、政府も投資を支援する政策を行っています。そもそも投資とは何でしょうか。
投資とは
投資の「資」とは「資本」のこと。資本とはお金に限らず、価値がある、又は価値を生み出すモノならその多くが資本となります。通常の場合、投資という場合は保有しているお金の一部を、経済活動に投じることでさらに殖やすことを目的とする行為を指すことが多いでしょう。
経済学の本では「投資」という言葉と「貯蓄」という言葉が別々に使われますが、いずれも実質的には同じと考えられます。手に入れた処分できる所得を現時点で処分してしまうと「消費」となり、将来に決めた目的で使うために現時点で使わず、処分を先送りする場合が「貯蓄」となり、日本の場合は「貯蓄」の多くが金融機関などを通じて、製造や販売などの経済活動に必要な資金の形で再投資されています。
投資の種類
投資スタイル別に、次の2つの種類に分けることができます。
・出資
・貸付
出資はお金等の財産を提供して、出資先の企業や団体のオーナーの立場で投資することを意味しています。これに対して貸付はお金等の財産を期間を定めて貸し出し、その間は賃貸料を金利の形で徴収して期間が満了すれば貸し出した金等の財産を返還してもらう形の投資です。出資の例には株式投資などが、貸付の例には債券投資などが挙げられます。
投資の対象でも次のように種類分けすることができます。
・金融投資
・不動産投資
・現物投資
・先物投資
金融投資は企業や各種団体の経済活動に必要な資金などを出資や貸付の形で提供するスタイルの投資となります。株式投資や債券投資は金融投資の主要なものと言えます。不動産投資はお金以外で経済活動に必要な土地や建物といった資本の調達や運営に、必要な資金などを出資や貸付の形で提供するスタイルの投資となります。
現物投資は業や各種団体の経済活動に必要な資金、土地や建物以外の資本としてエネルギーや原材料などを対象とした投資で、経済活動の状況次第で価格の変動を通じて大きな利益が得られる場合があるのが特徴と言えます。
先物投資は投資対象となる商品や原材料そのものを受け渡しすることを省き、価格変動のみに注目してその差額で決済するスタイルの投資です。値動きの大きな商品や原材料の現物投資に派生した取引のスタイルで、商品や原材料そのものを受け渡しすることを省いている分、管理や運搬にかかるコスト負担がかからず、投資に要する費用が安いのが特徴です。
投資への興味の背景
経済成長の速度が速く、成長に必要な資金需要が旺盛な時代は金利は高い水準で推移します。こうした金融環境において、日本では直接的にお金が必要な企業や団体に投資をするよりも、銀行などの金融機関にお金を預けて、貸付や出資の判断は金融機関の責任で行い、銀行など金融機関から預金に応じた利息を安定的に受け取る方が、安全面でも収益面でも優れていました。
現在は経済成長の速度が停滞、または鈍くなって金利は低い水準で推移しており、銀行などの金融機関にお金を預けても、預金に応じた利息に関する収益はほとんど期待できない水準となっています。とはいえ、年齢を重ねることによる将来の健康不安や収入への不安から、預金とは別の形で資産を運用して収益を上げたいといった希望を持つ人も多く、こうした状況から直接的にお金が必要な企業や団体に投資をすることに興味を持つ人が増えてきているようです。
投資で初心者が知っておきたい基礎知識
投資はうまくすれば貯蓄より将来のお金を殖やすことができる反面、景気変動によって資産を減らすことを、過去のバブル崩壊で多くの人が体験しました。やはり投資にはある程度の知識が必要と言えます。
リスクとリターン
投資活動によって被る損失やその可能性をリスク、得られる利益をリターンといいます。リスクとリターンは一対不可分の関係にあり、多くのリターンを得ようとすればリスク負担は大きくなり、リスク負担を小さくしようとすれば期待できるリターンも相応に小さいものとなります。投資のスタイルや対象によってリスクとリターンは違ってきます。
キャピタルゲインとは
投資した対象の価値について、対象そのものの価値が増えることに起因して得られるリターンのことをキャピタルゲインといいます。例えば投資対象が値上がりしたので売却した場合の売却益などはキャピタルゲインの一例です。逆に対象そのものの価値が減ることで被る現実の損失や含み損のことをキャピタルロスといいます。例えば投資対象が値下がりした場合の含み損などはキャピタルロスと言えます。
インカムゲインとは
インカムゲインは投資した対象そのものの価値以外で、投資対象を保有したり、貸したりすることを続けることで得られるリターンのことです。例えば預金につく利息や株主として受け取る配当はインカムゲインとなります。インカムゲインはキャピタルゲインのように対象そのものの価値変動によってマイナスとなることはまずなく、ゼロ以上のリターンとなるのが特徴と言えます。
投資する金融商品を比べるポイント
投資対象には様々なものがあり、投資対象ごとに金融商品が沢山あります。比べるポイントとしてどこを見ればいいのでしょうか。
利回り
高い利回りは投資する金融商品を選ぶ際に最初にチェックするポイント。ただし、高い利回りという多くのリターンを得ようとすればリスク負担は大きくなるので、ある程度のリスク負担に耐えられるだけの資金的な余裕を持って投資することが求められます。
必要資金
利回りが大きな投資対象は魅力ですが、対象そのものが高い値段で取引されている場合は、簡単に投資を始めるのは難しいと言えます。具体的な例として不動産投資などは始める場合は相応に沢山の資金を要します。ただし、こうした不動産であっても証券化という形で小口化し、少ない資金から始められることを可能とした金融商品が登場し、高い利回りで人気となっています。
その他のポイント
大事なお金を自分で運用するのか、プロに運用を有償でお願いするのかの違いでも金融商品は区分できます。投資で安定して利益を上げるためには、相応の知識と経験が必要となります。そんな時間がとれないという方は投資信託という形でプロに運用を有償でお願いすることになります。ただし、どのような金融商品に投資するのかの判断は御自身で行います。
高い利回りを目標にする投資信託は、相場次第で大きな利益が出る可能性がある反面、損失も大きくなる傾向があります。またこうした運用方法を選択した場合、信託報酬もそれなりに高くなりますので注意が必要です。
まとめ
投資と聞くと、一部の専門家以外の方にとっては難しいイメージを持つことが多いのかもしれません。しかし、最近はインターネットを通じて気軽に情報を集めたり、沢山の金融商品が自由に選べたりできるので、「生活に影響のない範囲で、小遣い程度の少ない金額からはじめてみようか」と考える人は増えてきているようです。あれこれと考えるよりも、利益が出れば勿論有り難いですが、損失を「将来の勉強のための授業料」として考え、少ない金額から「投資を学んでみるためにトライしてみる」というのもいいのではないでしょうか
株と投資信託を徹底比較!双方のメリット・デメリットとは?
日本の投資対象として3本の指に入るほどの知名度と人気を誇る「株」と「投資信託」、本記事では両者の特徴とメリット・デメリットを徹底的に比較しますので、投資対象選びの参考にしていただければと思います。
株とは?
株とは、企業が資金集めのために発行する「株式」のことです。投資対象としてはとてもメジャーなもので、株式投資を専門的行なって生計を立てている個人投資家もたくさんいます。
株を保有していると、まず配当金というものがもらえます。これは、株を保有している投資家に対して、資金提供を受けた企業が利益を還元するために支払うものです。要するに投資家に対する「お礼」のようなものです。
さらに「株主優待制度」というものを設けている企業も多く、自社の製品や経営している飲食店の割引券、テーマパークのチケットなどを株主に配布します。
さらに株は値動きが大きいので、キャピタルゲインで利益を出しやすい投資対象でもあります。キャピタルゲインとは「安く買って高く売る」ことによるその差額分の利益のことです。
キャピタルゲインはあらゆる投資商品に通じる概念ですが、株はその中でもとりわけキャピタルゲインでの利益を出しやすいものです。
投資信託とは?
投資信託とは、「ファンドに投資する」という手法です。ファンドというのは、いわゆる投資のプロフェッショナル集団で、ファンドは顧客からの資金を元手に株や土地、債券や外貨などに投資して利益を出します。
そのファンドが出した利益を分配金として投資家に配布されるというのが投資信託の仕組みです。株と同じく、証券会社から投資信託を購入することもできるので購入にかかる手間は少ない方でしょう。
そして一口に投資信託と言っても様々な種類があり、例えば「株を専門的に取り扱うファンド」や逆に「株には投資しないファンド」など、さらには「一つのテーマに沿った(環境・医療など)投資対象に投資するファンド」や「株や債券など様々なものに投資するファンド」など多種多様です。
何れにしても、「プロに運用を任せられる」という大きなメリットが投資信託にあり、値動きも安定しているので、着実な利益を出しやすいと言えます。
また証券取引所に上場している投資信託もあり、それらはETFと呼ばれています。つまりは株と同じ手法で購入できる投資信託ということで、近年で人気が高まっています。
株のメリット・デメリット
それではここからはメリット・デメリットのご紹介です。まずは株のメリット・デメリットから解説していきますので、参考にしてください。
株のメリット
キャピタルゲインによる利益が大きい
長期・短期どちらの投資タイプにも向いている
インターネットから気軽に購入できる
運用コストが安い
株投資の最大のメリットはやはりキャピタルゲインによる大きな利益でしょう。成長企業なら、数日で大幅な価格上昇を見せることもあり、資金を増やしやすいという意味では他の金融商品よりも優れています。
そして、短い間に値が動くという特性を持つため、購入と売却を1日で行いそのキャピタルゲインで利益を出す「デイトレーダー」のような短期保有の投資家にも人気があります。もちろん、数年単位で保有する堅実な投資にも向いています。
インターネット取引を採用している証券会社なら、PCからクリック一つで購入・売却も可能であり、その手軽さも人気の秘密です。
そして、購入・売却の際に証券会社に支払う取引手数料というものがありますが、それ以外の運用コストは配当金にかかる税金くらいです。株そのものには税金はかからないので、長期保有なら税金対策としても有効でしょう。
株のデメリット
キャピタルゲインによる損失が大きい
倒産リスクがある
経済・金融関連の知識を要する
大きな値動きによるキャピタルゲインはメリットでありデメリットでもあります。利益を出しやすいというのは、同時に損失も出しやすいというということだからです。
実際に株投資で大きな損失を出して、資金を増やすどころか破産してしまうという実例は非常に多く、ハイリスク・ハイリターンな投資であると言えるでしょう。
また、株を購入した企業そのものが倒産してしまうと、資産価値が0になってしまうというリスクも存在します。このような大きなリスクを孕んでいるため、個人で株に投資するには企業の実態を掴むために経済や金融関係の知識をそれなりに勉強する必要があります。
投資信託のメリット・デメリット
続いては、投資信託のメリット・デメリットについて解説していきます。投資信託のメリットとデメリットは株とは大きく違います。
投資信託のメリット
プロに運用を任せられる
インカムゲインによる安定した利益
長期的に着実な利益が出せる
少額からでも購入可能
やはりプロに運用を任せられるというのが、投資信託の最大のメリットでしょう。ファンドでは様々な投資対象に「分散投資」し、リスクを極力小さくして運用していますので、株よりも値動きが穏やかで、細かく価格をチェックする必要もないでしょう。
そして、保有しているだけで得られる利益である「インカムゲイン」も投資信託は安定的に得られます。株式の配当金もインカムゲインなのですが、これは企業の業績に左右されるので安定収入とはなりにくいです。
このようなメリットがら長期的に着実な利益を積み上げることが可能です。さらに株式と違い、10000円から購入できる投資信託も存在しますので、少額投資が可能というのも大きなメリットでしょう。
投資信託のデメリット
短期的な利益が少ない
運用コストがかかる
倒産リスクと元本割れのリスクがある
投資信託は値動きが小さいので、短期的な利益を出すのには向いていません。数ヶ月でまとまった利益を出したいと考えるような方には物足りないでしょう。
そして、ファンドもボランティアで運用している訳ではないので投資信託にはファンドに対して支払う「手数料」という形で運用コストがかかります。銘柄によって異なりますが、およそ年間で投資資金の0.5〜2%の手数料が発生します。
そして投資信託にも、キャピタルゲインによる元本割れと倒産リスクがあります。株の場合はそのようなリスクがあることを承知の上で始める方が多いのですが、プロに運用してもらえるという前提がある投資信託は、このようなリスクがあることを考慮せずに購入する方が少なくありません。
特に倒産リスクに関しては、ファンドそのものが立ち行かなくなってしまった時に生じ、その場合は預けた資金が全額戻ってくるということは無いので注意しておきましょう。
株・投資信託どちらを選ぶべきか?
株と投資信託はどちらの方がより優れているというものではありません。それぞれにメリット・デメリットがありますので、その点を考慮して「自分に向いている方を選ぶ」ようにしましょう。
株に向いているのは以下のような項目に当てはまる方です。
潤沢な余剰資金がある(50万円以上)
経済や金融に関する知識がある。あるいは勉強する気がある
適切なリスク管理ができる
上記のように、十分な資金と知識を持っていて、なおかつ完全に自己責任なので、しっかりとリスクをコントロールできるメンタリティが株投資に必要な要素です。
投資信託に向いているのは以下のような方です。
余剰資金が10万円以下
長期的な資産形成が目的
投資活動に時間を消費しできない
余剰資金が少ない方は投資信託を選ぶべきでしょう。株も10万円以下から運用できるものはありますが、少ない資金での運用で利益を出すのは非常に難しいです。
本業が別にあり、あくまでも資産運用として長期的な視点で利益が出れば良いという考えであれば投資信託は非常に適切な選択と言えるでしょう。
また、投資のために日に何度も価格変動をチェックしたり、ニュースや新聞での情報収集に時間が割けないような方にもお勧めできます。
資産運用向けの投資商品をご紹介!それぞれのメリット・デメリットも解説
NISAの登場以降、日本でも投資による資産運用への注目は飛躍的に高まってきました。本記事では、資産運用に適した投資商品を紹介して、それぞれのメリット・デメリットを解説いたします
資産運用のための投資とは?
まず資産運用のための投資について詳しく解説いたします。資産運用というのは「お金を動かして資産を増やす」行為のことで、お金をに留めておく「貯金」とは異なる概念です。
お金を銀行に預けるのも厳密に言えば資産運用です。銀行に預けておけば、年間で「利息」が付きますので、一応は資産を増やす行為と言えるでしょう。しかし、日本の銀行の利息は現代においては微々たるものなので実質的には「貯金」と一緒です。
そのため、日本において資産運用とは「お金を投資向きの金融商品に変える」ことを指します。以降で投資向きの金融商品を一つ一つ解説していきます。
資産運用向けの投資商品①「株」
株とは、企業が資金集めのために発行する「株式」のことを指します。株の購入者はその企業の経営権の一部を保有することとなり、実質的に「経営者」の一人となることができます。
株取引をするユーザーは、購入してから数時間〜数日という短い期間で売却する「投機家」も多いのですが、今回はあくまでも資産運用のための投資なので少なくとも「1年以上は保有する」ことを前提とした株式投資のメリット・デメリットを以降でご紹介します。
株のメリット
企業から分配金が支払われる
キャピタルゲインによる利益が出せる
インターネットから気軽に買える
大きな利益を出せる
株のメリットは保有しているだけで企業から支払われる分配金があります。このように投資商品を保有しているだけで得られる報酬を「インカムゲイン」と言います。
さらに、株は「安く買って高く売る」ことで生じる売買差益による利益も得やすく、これを「キャピタルゲイン」と称します。ほとんどの金融商品でこのキャピタルゲインによる利益が狙えますが、株は価格変動率が高いのでその利益も大きく、インターネットから気軽に売買できます。
このように気軽に買えて、それでいてインカムゲインとキャピタルゲイン両方が得られるというメリットがあります。
株のデメリット
倒産リスクがある
キャピタルゲインによる損失
株は、企業に直接投資するためその企業が倒産してしまえばその価値は0になります。基本的に株式投資は上場企業の株を買うのが一般的ですが、それでも保有している株の会社が倒産してしまい大損してしまう例は少なくありません。
また、倒産までいかなくても業績悪化による株価が暴落することはよくあります。その場合は、倒産による大損失を避けるために売却せざる得ないこともありますが、キャピタルゲインによる損失は免れません。
資産運用向けの投資商品②「外貨」
外貨投資とは「日本円をドルやユーロなどの海外の通貨に換金する」投資方法です。為替市場も株のように想定的な価格が変動するので、海外のお金も投資向けの商品として定着しています。
外貨投資には、銀行で海外口座を開設する通常の「外貨預金」と、証拠金を担保に会社の資金を用いて取引する「FX投資」があります。以降で紹介するのは、どちらであっても生じるメリット・デメリットです。
外貨のメリット
倒産リスクが無い
日本の銀行より利息が高い
価格の変動が安定している
キャピタルゲインによる利益が出せる
通貨は国が発行しているので、株のように倒産して価値が0になってしまう可能性はありません。ただし、あくまでもアメリカやヨーロッパなどの「先進国」の場合に限ってです。
発展途上国の通貨は、場合によっては価値がほぼ無くなることもあるので注意しましょう。
さらに、例えばドルの場合は利息によるインカムゲインが年間0.5%と、日本の銀行よりも遥かに高いです。そして、キャピタルゲインも狙えますが、比較的価格変動は穏やかなのでリスクはそれほど高くありません。
外貨預金の場合は銀行で手続きする必要がありますが、FX投資なら全てオンラインで手続きできるので気軽に始めることも可能です。
外貨のデメリット
キャピタルゲインによる損失
世界情勢に左右される
株と同じく外貨投資もキャピタルゲインによる損失はあります。その変動率は比較的穏やかですが、大きく動く要因となるのが「世界情勢」に関するニュースです。
例えばテロ攻撃などの大規模な事件や、大きな地震などの天災で、被害を受けた国の通貨が暴落した例は少なくありません。これらは突発的な事件なので、予防策を講じておくのはほぼ不可能でしょう。
さらに大統領選挙や国全体の景気悪化など、アメリカの経済動向に関わるニュースにも大きな動きをみせることがあります。
資産運用向けの投資商品③「投資信託」
投資信託は、ファンドと呼ばれる「投資のプロ集団」に自分の資金を預けて運用してもらう方法のことです。ファンドに資金を預けて、運用してでた利益を受け取るという仕組みです。
一口にファンドといっても、株に投資するタイプのファンドや、不動産に投資するタイプなど様々で、どのような運用スタイルなのかはファンドによって違います。そのため、投資信託を選ぶときはファンドの運用方針をよく調べておくようにしましょう。
投資信託のメリット
プロに運用してもらえる
インターネットから気軽に買える
様々な投資対象を選べる
最大のメリットといっても過言でないのが「プロに運用してもらえる」ことでしょう。投資で利益を出すには、どれをとっても専門的な知識を要しますので、「投資に興味はあるけど自分でやる気にはなれない」という方に向いています。
そして、株と同じく証券会社から購入できるので、インターネットから気軽に買うことも可能です。それでいて、投資対象もファンドのタイプによって違うので、自分が投資したい投資対象を扱うファンドを選ぶだけで良いという魅力があります。
例えば、不動産投資は本来なら不動産を購入するという多大なリスクと手間がかかりますが、投資信託には不動産に投資して運用するファンドも存在しますので、不動産投資も手間いらずです。
投資信託のデメリット
手数料がかかる
元本は保証されない
ファンドもボランティアで運用している訳ではないので、当然ながら「運用手数料」がかかります。手数料は運用してでた利益から徴収されるので、自分で運用するよりも得られる利益は少なくなります。
また、基本的に投資というのは元本割れするリスクがあるもので、株や外貨投資を始める方はだいたいそのことを理解した上で投資するのですが、投資信託においては元本割れリスクがあることを知らずに始める方が少なくありません。
投資のプロが運用するということで、損失の責任もとってもらえると思われている節が投資信託にはあるようです。しかし、投資信託であっても「元本保証」は存在しません。
資産運用系 投資商品 まとめ
上記3つの他にも、不動産や債券、仮想通貨など様々な投資向け商品はあります。今回は比較的メジャーで気軽に購入でき、初心者でも挑戦しやすいものをご紹介しました。
前述の通り、どの商品でもメリット・デメリットが存在するのもので、大きな利益を出せる可能性は十分にありますが、損失をだすリスクからも逃れられません。
投資をするなら必ず「余剰資金」で行い、十分な下調べをして自分に合った投資スタイルを確立させましょう。
投資信託の初心者必見!おすすめファンドランキングTOP5を紹介!
投資信託は数が多い
どの投信を選べばいいのかわからない
どの投資信託を買おう、と思って検索してみると、なにやら複雑そうな名前のついた投資信託がズラーっと出てきて驚いた方は多いでしょう。
投資信託は金融「商品」なので、これを作っている方達は、自分の作った投信の特徴を名前にしたり覚えてもらえるようにあだ名みたいな名前をつけたりするので、少しわかりづらくなってしまっています。
例えるなら、スマホにいろいろな名前がついているようなものです。名前よりも、投信の中身をしっかり見ていきましょう。
まずは、投信がどのようなものを投資対象としているのかについて軽く見ていきましょう。
主な投信の投資対象
債券
債券とは、国や企業にお金を貸した対価として定期的に利息を受け取り、満期が来ると貸したお金が戻ってきます。そのため、リスクが小さい投資商品と言えます。
リスクを抑えて収益を上げたい方は、債券に大きな比重を置いた投資信託を選ぶことをおすすめします。
株式
株式は、企業にお金を出資し、売買差額金や配当収入を得ることを目的とします。
株価は、企業の業績などに連動することが多いため、値動きが比較的大きく、リスクは債券より大きいといえます。
リスクをとって収益を上げたい方には、株式の比重が重い投信を選ぶといいでしょう。
不動産投資信託(REIT)
不動産投資信託(REIT)とは、不動産に投資をする投資信託のことです。REITは、賃料収入を投資家に分配する仕組みになっています。
っっc通常では買えない海外の不動産にも間接的に投資することができるため、資産の分散に役立ちます。
コモディティ
コモディティとは、金・原油・穀物など、生活必需品となる資源や商品のことをいいます。
資源・商品の価格上昇を予測される時に購入することをおすすめします。
とりあえず一つ買ってみよう
投資信託にはものすごい数の種類があります。ですので、慣れてくるまでは買付ランキング上位の投信を買って、その投信の値動きを追いながらどうして価格が上がったんだろう、という風に考える習慣をつけるようにしてみましょう。
しばらくすると、相場を動かす要因について落ち着いて考えられるようなります。
投資信託ランキング上位5本をご紹介
投資信託ランキング1位:ひふみ投信
ひふみ投信は、主に国内の株式に投資しているアクティブ型の投資信託です。
日経平均やTOPIXといった指標を大きく上回る運用成績を残していて、そこがひふみ投信の人気の理由です。
また、ひふみ投信を率いる藤野氏は、カリスマファンドマネージャーとして数々のテレビ番組に出演されています。彼の投資の信念や考え方に共感を覚える人も多いです。
投資信託を選ぶ際には、どのような人物がファンドを運用しているのかについても考えてみても面白いでしょう。
信託報酬:1.0584%
投資信託ランキング2位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)に投資するだけの投資信託です。しかし、このVTがとても網羅的ですごいのです。
VTという海外ETFは、アメリカを含めた先進国・新興国47カ国の約7,500銘柄に投資を行います。つまり、これ1本で世界中のほぼすべての株式をカバーできるというすごいETFなのです。
信託報酬:0.2396%
運用会社:楽天投信投資顧問
投資信託ランキング3位:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
「MSCI World Index」という指数に連動する先進国株式インデックスファンドです。
日本を除いた世界の先進国22カ国に分散投資をし、各国の時価総額の80%以上をカバーできます。この投資信託1本を資産に組み入れておくことで、世界経済の成長の恩恵を受けることができます。
信託報酬:0.1095%
運用会社:三菱UFJ国際投信
投資信託ランキング4位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、アメリカの市場平均株価に連動する投資信託です。
この投資信託は、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと同じく、米バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)」に投資するのみとなっています。
投資対象をアメリカに限定したいという方には、楽天・全米株式インデックス・ファンドをおすすめします。
信託報酬:0.1296%
運用会社:楽天投信投資顧問
投資信託ランキング5位:ニッセイ – <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ – <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、「ニッセイ外国株式インデックスマザーファンド」を通じて、日本を除く主要先進国の株式に投資を行います。MSCIコクサイ・インデックスという指標の動きに連動する運用成績を目標にしています。
信託報酬:0.20412%以内
運用会社:ニッセイ・アセットマネジメント
まとめ
いかがでしたか?投資信託は一見難しそうに見えますが、最初は気楽に一つ買ってみましょう。評価益が出れば喜び、価格が下がれば「どうして下がったんだろう」と考えるようになります。その過程で多くの知識や相場の勘が身につきます。
まずは少額から始めて、少しづつ投資信託の世界に慣れていきましょう。
不動産投資とリート(REIT)の違いとは?両者を徹底比較します
近年で注目を集め始めた不動産投資、そしてそれに関連して脚光を浴び始めたリート(REIT)、両者の違いを本記事で徹底的に比較して、それぞれの特性を余すことなく解説いたします。
不動産投資とは?
不動産投資というのは、その名の通り土地や建造物に投資することです。厳密に言うとリートもれっきとした不動産投資の一部ではあるのですが、ここでは現物不動産投資のことを不動産投資と称します。
まず通常の不動産投資の手法は主に2種類あり、一つは「キャピタルゲイン方式」です。これはあらゆる金融商品で用いられる、「安く買って高く売る」ことによって売買差益を出す手法で、土地や建造物を購入して価格が上がった時に売ることで利益を出します。
現代の日本においての主流が「インカムゲイン方式」です。こちらは、マンションや一軒家を購入して賃貸にだし、家賃収入を得るという方法で、いわゆる「大家」さんになることで長期的な視点で利益を生みます。
このインカムゲイン方式がここ数年で注目を浴びて、かってはお金持ちがやることであった不動産投資を一般の会社員の方がやるようになりました。
リート(REIT)とは?
リート(REIT)は同じ不動産投資でも通常のそれとは大きく異なります。リートは、不動産投資法人の発行する「不動産投資信託」のことです。
不動産投資法人というのは、その名の通り不動産投資を行うコミュニティのことであり、実際に不動産を購入するのは企業の人間であり、リートの購入者はその資金を不動産投資法人に提供して分配金を受け取るという仕組みです。
そのため、リートの場合は株式と同じように証券会社で購入するのが一般的であり、インターネットからの売買も可能です。通常の投資信託のように、リートにも様々な種類があり以下のように大別されます。
特化型
複合型
総合型
リートの場合は、オフィス用、居住用、施設など「建物の用途」によって投資対象を定めます。特化型は一つの用途の建物に特化したタイプ、複合型は二つで総合型は二つ以上の用途の建築物に投資します。
不動産投資とリート(REIT)を比較
それでは、不動産投資とリートの違いを徹底的に比較していきます。同じ不動産に投資するものでも、両者には以下のような点が異なります。
インカムゲイン
インカムゲインは、「保有しているだけで得られるお金」のことです。不動産投資とリートのインカムゲインは以下の表のようになります。
投資対象 インカムゲイン
不動産投資 家賃収入
リート 分配金
不動産投資は、賃貸に出した不動産の家賃収入がインカムゲインとなり、基本的には毎月同じ額が支給されるものです。
対してリートの分配金は、種類によりますがおよそ投資額の3%〜6%の額が毎月支給されます。しかし、分配金は企業の景気や経済状況によって変わるものであり、場合によっては下がってしまう可能性もあります。
一方で不動産投資の方は、借り手がいれば安定した収入が得られますが、借り手がつかず空室となってしまった場合はその期間のインカムゲインは0になってしまうというリスクがあります。
購入と売却の手間
不動産投資とリートはその購入や売却の手間に大きな違いがあります。まずリートの方は購入も売却も簡単で、インターネット売買ならクリック一つで完結できます。
不動産投資の場合は物件を自身で購入しますので、物件選びやローンの申請、各種の手続きなどで膨大な時間と手間をとられます。また、売却の際も同様の手間と時間がかかり、売りに出してもすぐに買い手がつくとは限りません。
倒産リスクの有無
不動産投資は物件を保有するので、「倒産」という概念は存在しません。利益が出せなくなって手放さざる得ない状況になる可能性はありますが、物件の価値が0になるような事態にはならないでしょう。
リートの場合は、直接的には物件そのものではなく企業に投資するので、不動産投資法人が倒産してしまう可能性は低くありません。そのため、リートの場合は投資資金が0になってしまうリスクを持っていると言えるでしょう。
購入価格とコスト
不動産投資とリートは運用にかかるコストが大きく違います。両者のコストを以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
不動産投資 リート
購入価格 数千万円〜 数万円〜
維持費 清掃費や修繕費などの管理費 信託報酬(2.5%〜)
税金 固定資産税、都市計画税 無し
融資 有り 無し
同じ不動産関連の投資ですが、上記の表を見るとわかるように不動産投資とリートはそのコストが大きく違います。
まず購入価格ですが、リートの場合は少額での購入が可能ですが、不動産投資の場合は物件を購入するのでどんなに安くても1千万円単位の資金が必要です。
維持費においては、リートは信託報酬という企業に対する手数料のようなものがありますが、こちらは年1回の支払いで金額も大きくはありません。しかし、不動産投資の方は建物の定期的な清掃費や、欠損が生じた際の修理費がかかります。
さらに大きいのが「税金」の部分です。どちらも売買で得た利益やインカムゲインでの報酬には等しく税金がかかりますが、リートの場合は信託そのものには税金はかかりません。
しかし、不動産投資の場合は購入した際と所有しているだけでかかる以下のような税金があります。
不動産取得税…不動産を取得した際に払う都道府県税
登録免許税…不動産を取得した際に払う国税
固定資産税…不動産を保有しているだけで発生する市町村税
都市計画税…市街化区域内に不動産を保有しているだけで払う市町村税
上記のような税金が不動産投資にはかかります。しかし、不動産投資の場合は工夫次第では所得税や住民税を節税する効果がありますので、一概に割高とは言えません。
いずれにしても不動産投資の方がリートよりも税金や不動産に関する知識を要するものであるとは言えます。
不動産投資とリート(REIT)どちらが良いか?
不動産投資とリート(REIT)どちらが良いのか?と問われると、どちらもメリットデメリットのあるので一概に断言できるものではありません。
動かす資金の規模でいうと、不動産投資の方がリスクが高いですがその分リターンも大きいです。リートの方は手軽に購入できますが、得られるリターンは投資資金に比例するので少額投資ではうまみが少ないと言えるでしょう。
両者の特徴を踏まえた上で、以下のようにまとめましたので参考にしてください。
不動産投資に向いている人
高額の余剰資金がある
ローンを組めるだけの社会的信用がある
購入やリサーチにかける時間を捻出できる
不動産や税金に関する知識がある、あるいは勉強する意欲がある
不動産投資の場合は、初期費用が高額なのである程度の資金を要します。また、多くの場合はローンを組む必要があるので審査に通るだけの社会的信用も必要です。ちなみに、通常の居住用物件よりも投資用物件の方がローン審査の基準が厳しい傾向にあります。
購入や物件のリサーチなど、不動産投資には膨大な手間と時間がかかりますので、それなりの時間を確保できないと厳しいでしょう。
また、税金や維持費などをしっかりと計算する必要がありますので、場合によっては書籍や教室で勉強する必要があります。
このように最初のハードルが高いのが不動産投資の難しいところですが、それを超えてしまえば株や外貨のように常に価格推移をチェックする必要がなく、経済情勢の影響を受けにくいので長期的に安定した利益を得られる可能性が高いです。
リートに向いている人
余剰資金があまりない
社会的な信用が低い
株や投資信託への投資経験がある
投資に関する知識がある、あるいは勉強する気がある
リートの場合は、少額投資が可能なので資金の少ない人でも購入できます。そもそもリート購入で融資を受けることは不可能なので、社会的地位も関係ありません。
リートの場合はその性質から、どちらかというと株式売買や企業の投資信託に近いので、それらの経験がある人なら初めてでも戸惑うことなく購入できるでしょう。
そのためリートへの投資は、土地や不動産に関する知識もある程度必要ですが、同時に企業投資や経済・金融に関する知識を要します。
まとめ
不動産投資とリート(REIT)は同じ不動産関係の投資手法ではありますが、購入方法からかかるコストなど実態が大きく異なるものです。
そのため、投資者の条件や資質もそれぞれ異なるので、どちらかへの投資を考えているなら両者の違いをよく知って、自身にどちらが向いているのかを吟味した上で決めるようにしましょう。
バイナリーオプション業者選び低コストで安心取引できるFX会社は?
バイナリーオプションで最も重要なのは業者選びです。株式やFXなどトレードに関するものは全て、業者選びが大事なことは間違いありませんが、バイナリーオプションの場合は特に、会社によってスプレッドが違うのでコスト面で大きな差があります。
さらに重要なことがあります。FXの場合は、FX会社はスプレッド(サヤ)の手数料を取るだけですが、バイナリーオプションでは、顧客の利益は会社の損失、会社の利益は顧客の損失になります。つまり顧客とバイナリーオプション業者が勝ち負けを争う関係にあるのです。ルールとしては、顧客が一定時間内に円安、円高などを予想して、当たれば総取り。負ければ没収という形になります。基本的に売買の主体性は顧客の側にありますが、スプレッドなど条件を提供するのは業者の側です。ということで、できるだけ公正で信頼のおける業者を選ばなければならないことになります。それでは、いい業者を選ぶ方法を追って説明します。
選ぶべきはFX海外業者かFX国内業者か
海外FX業者は魅力的だがリスクが高い
バイナリーオプションでは海外業者を選ぶのか、国内の業者を選ぶのかということがとても大事になります。これはFXにも言えるのでが、国内のFXとバイナリーオプション取引は、2013年以降、規制されています。以前はFXもレバレッジが大きく、100倍以上の倍率をかけることができました。しかし現在では、個人投資家は25倍までのレバレッジに規制を受けています。バイナリーオプションも最短2分や5分のような判定時間の取引があったのですが、現在の判定時間の間隔は2時間以上と定められています。
このような措置は投機的すぎるレバレッジや、スピードくじのような取引をなくそうとして行われたものです。現在ではバイナリーオプションの種類はラダーといわれるものが主流で、価格帯の設定も厳密に決められています。以前は、ハイローというものが主役でした。どこでも好きな価格で上下を予想して、0.1銭でも当たればペイアウトというシステムでしたが、現在では国内の取引では禁止されています。
海外FX業者を利用する投資家も
国内での取引に規制が入ったことで、海外のFX業者に流れる投資かも多く出ています。ネットを見れば海外のFX業者のアフィリエイトが多く見受けられます。このような業者は国内の会社と違って、高いレバレッジと多様なサービスを売り物にしています。その反面、金融庁の管轄下になく、いざという時に資産が保証されないリスクが存在します。
FX海外業者のメリットとデメリット
FX海外業者のメリット
FXのレバレッジが高い(数百倍のところもある)
判定時間が短い(1分後判定もあり)
いろんなサービスがある(ラダー、ハイロー、ワンタッチ)
FX海外業者のデメリット
海外で言葉の壁がある(トラブルに対処しにくい)
金融庁の管轄外(指導が効かない)
国内業者のような1千万円までの資産保証がない
ペーパー業者も多い(タックスヘイブンに形だけ設立)
FX海外業者は取引リスクが大きい
現在では、海外のFXやバイナリー業者はリスクが大きいようです。その最大の理由は、国内の金融庁の許可を受けていないからです。中にはどの国の許可もとっていない、いわゆる「無認可業者」もいます。その場合は、いざトラブルが起きた時に対処できないばかりか、個人資産の保証も行われないことになります。
アフィリエイトで宣伝している海外業者も多いですが、もちろんすべてが不良業者というわけではありません。しかし、海外に本拠地がある以上、トラブルが起きた場合の対処には限界があると心しておくべきです。
国内FX業者の選び方
大手の国内のバイナリーオプションができるFX業者(9社)
外為オプション/GMOクリック証券
選べる外為オプション/FXプライム byGMO
FXTFバイナリー・トレード(バイトレ)/FXトレード・フィナンシャル
オプトレ!/YJFX!
みんなのバイナリー/トレイダーズ証券
みんなのシストレ・みんなのオプション/トレイダーズ証券
FXバイナリー/IG証券
LION BO/ヒロセ通商
俺のBO/FOREX EXCHANGE
この中から有力な業者を選んでいきましょう。
スプレッドの大きさでFX業者を選ぶ
スプレッドはバイナリーオプションの購入と売却の値段の差です。
このように値段が出ていますが、この場合は928円と848円の差がスプレッドで80円になります。このスプレッドは時間帯によって一定していないのですが、人気があり取引量が多い業者は小さく、取引量が少ないと大きくなるという傾向があります。
スプレッドの小さいFX業者 外為オプション/GMOクリック証券/オプトレ!/YJFX!
この2社がスプレッドが小さい代表格です。特にGMOクリック証券はFXでも最大手の会社で、一番人気があり売買高も多い分、取引コストも安くなっています。GMOクリック証券が一番いいのは、取引が少なくてスプレッドが大きくなる=コストが大きくなる時間帯がほとんどないことです。同系列のFXプライム byGMOと比べればそれは歴然としています。もし、業者のスプレッドを比べたければ、同時間のバイナリーオプションがいくらで提供されているかを比較すれば一目瞭然です。
スプレッドが小さいということに関しては、ヤフーが提供しているオプトレ!/YJFX!も優れています。100円くらいが常ですが、普通の状態でそれ以上に開くことはあまりまりません。
取引画面の見やすさでFX業者を選ぶ GMOクリック証券がNo.1
取引画面の見やすさということに関して言うならば、GMOクリック証券が一番です。取引画面がわかりやすいことは、特に初心者にとって必須の条件です。バイナリーオプションを売買するのに一番重要なことは、どの価格帯のものを選ぶかということですが、多くのFX会社の画面では、注文画面が同時に表示されています。
しかし、GMOクリック証券はひとつひとつ注文の板が立ち上がるようになっていて、字も大きくとてもわかりやすく出来ています。
【GMOクリック証券のFX注文板】
このように「円高」「円安」がはっきりとわかりやすく選択できるようになっています。ひとつの画面に6つの価格帯の注文が同時に現れるタイプのものよりはるかに操作しやすいでしょう。
取引通貨ペアの種類で選ぶ オプトレ!/YJFX!が8種類で最多
米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル
IG証券が7種類、GMOクリック証券が5種類なのに比べると最多です。ニュージーランドの通貨を扱っているところはここだけなので、興味のある人は口座を開いてみるといいでしょう。
総合的にはGMOクリック証券が一番か
このようにいろいろなポイントで比較してみると、GMOクリック証券が一番のおすすめになりそうです。スプレッドが安定して小さいのと、取引画面の見やすさが群を抜いています。
GMOクリック証券のリアルタイムニュースは秀逸
もうひとつ、重要なサービスにリアルタイムのニュース配信があります。これは機関投資家が使うクイックニュースと同じようなもので、雇用統計やその他の経済指標発表の結果が、わずか1分遅れで入ってきます。例えば有名なニュース配信サイトであるロイターニュースなどは20分遅れくらいなので、いかにリアルタイムで早いかがわかるでしょう。証券サイトやサービスには10分遅れのようなものしかなく、内容も詳細ではありません。もし本格的にバイナリーオプションやFXをトレードしたいと思えば、GMOクリック証券のクイックニュースはお勧めです。
FX業者の選び方・オススメまとめ
このように国内業者を見てきましたが、提供しているサービスの違いもあるので余裕のある人は、複数のFX会社に口座を開くという選択肢もあります。いずれにせよバイナリーオプションはFX会社との勝負の側面も持っているので、信頼のおける業者を選ぶことが重要です。
56年ぶりの好機到来! 東京オリンピック関連の最強銘柄に投資する
仮想通貨の自動取引・自動売買No.1であるCoinTraderを実際に利用してみたレビュー記事はこちらです。
実際に筆者は3ヶ月弱で17%のリターンがでました。月次10%の利回りの方もいるみたいなので、CoinTraderの評判や評価・実績が気になる方はぜひこちらの記事をお読みください。
2020年の東京オリンピックもあと2年後に迫ってきました。今回は東京オリンピック関連の投資を考えてみたいと思います。投資対象は、株式と不動産(投信)です。
東京オリンピックは投資の大チャンス
1960年に最初の東京オリンピックが開かれましたが、インフラの整備や都市開発で大きく当時の株価を押し上げました。高度経済成長の最中だったのでGDPも大きく上昇しています。当時とは条件が違うという人もいますが、世界各国の株価を見てもオリンピック前には大きく上昇しています。現在は2018年ですが日本も2013年から大きく上昇中です。おもにアベノミクスの影響ですが、アベノミクスが本格的に始まった2013年に、東京オリンピックが開催されることが決まったというのは奇遇だと言えるでしょう。東京オリンピックまであと2年。この2年間に最後の投資チャンスが残されていると思います。今回は有望な投資対象として、株式と不動産(投信)について調べてみました。
株式投資における「東京オリンピック関連」
東京オリンピック向け銘柄 – 建設関連株
スタジアムや会場建設、インフラ整備に関連した企業
東京オリンピック向け事業者代表格:大手ゼネコン
大成建設<1801>言わずと知れた業界最大手のゼネコン代表銘柄。新国立競技場の設計を落札。
株価が5千円と高いがオリンピック関連の代表格であるのには違いありません。2014年の2000円から株価3倍増を達成。2018年8月現在調整中。株価6千円抜けから再び青天井か。
清水建設<1803>首都圏や民間建築が主力。東京オリンピックの体操会場の設計・施工を担当。
清水建設の株価は2014年の400円から、2017年末には1400円近い最高値まで上昇。現在は1000円割れと調整中。中型株の値動きの良さで再び1000円台での活躍が期待できます。
鹿島<1812>業界最大手で海外展開中。高層ビルに実績を持ち、東京オリンピックの新国立競技場周辺の工事に参加。
鹿島建設の株価は800円付近と比較的割安で、現在調整中。2017年末には1200円付近の高値があるので、それが第一目標になります。
大林組<1802>東京オリンピック水泳会場の建設を行う。首都高速のトンネル工事など修理に関する工事に実績を持つ。
大林組は500円台の株価が1500円に上昇して3倍増を達成。現在は1000円付近です。年末につけた1500円の高値奪回なるか。
大手ゼネコン株は2017年以来の高値
こうして大手ゼネコン株を見てみると、2017年の衆院選挙で与党が大勝した時に暴騰して最高値をつけています。現在は調整中なので、2020年へ向けての相場を期待するなら、押し目買いの好奇でしょう。
代表的な大成建設<1801>の株価チャートを載せておきます。
建設株は民主党時代は公共工事の削減など不遇の時代が続きましたが、アベノミクスが始まって再び脚光を浴びています。とくに東京オリンピックの材料は、大手ゼネコン株を三倍もの高値に押し上げました。現在は、2017年の衆院選以前の水準に戻っている銘柄が多いので、「夢よもう一度」の感覚で投資できるチャンスがあります。
そろってPER10倍割れの銘柄が多いので、割安感からも買われる可能性があります。高収益銘柄としても期待できるでしょう。
東京オリンピック関連銘柄 – 大手ゼネコン以外の穴株
西松建設<1820> オリンピック関連事業だけでなくリニア建設にも関わっている好業績銘柄。
西松建設の株価は2700円と高いですが、高収益が株価を支えています。PER 8.85なので他の建設株と同じように低PERです。1000円付近から上昇してきていますが、最高値の3000円を抜いてくる展開も期待できます。
東京オリンピック向け銘柄 – 不動産関連株
東京オリンピックでは、東京周辺の不動産にかかわっている会社も有望です。大手の業者を見ていきましょう。
東京オリンピック向けの株:三菱地所
三菱地所<8802> 三菱企業の中核として東京の都市開発事業に関わっています。都市開発の大本命ですが建設株に比べれば過去5年間の動きは冴えません。
5年間の動きは建設株が軒並み上昇したのに比べて、むしろ下落傾向です。これはすでに株価水準が高かったのと、現在でもPER20と比較的に割高なことがあげられます。低い株価から大幅に増収増益になった建設株の方に買いが集まり、不動産株は手控えられてしまったようです。現在は過去の半値近くまで下がっているのでここからの逆襲に期待しましょう。
オリンピック代表銘柄のNTT都市開発
NTT都市開発<8933>
同じように東京の都市開発関連ですが1200円と割安です。PER20倍ですが値動きはこちらのほうがいいでしょう。最高値は2017年末に1400円をつけています。
東京オリンピック向け銘柄 – スポーツ関連銘柄
オリンピックはなんといってもスポーツの祭典なので、スポーツ用品のメーカーが人気化します。有望な会社をあげてみましょう。
オリンピック株代表格のミズノ
ミズノ<8022> 言わずと知れたスポーツ用品大手です。最近上昇しましたが反落しています。4000円の高値を再び抜いてくることを期待しましょう。PER15倍付近です。
オリンピック株代表格のデサント
デサント <8114>
これも有名なスポーツ用品メーカーですが上昇トレンドにあります。押し目買い方針。
東京オリンピック関連の株式を見てきましたが、もうひとつ有力な投資先があります。それは不動産投信です。
不動産投信J-REITの東京オリンピック関連銘柄
オリンピック銘柄ではスターアジア不動産投資法人(3468)が一押し?!
オリンピック関連銘柄としては、首都圏に地盤を持っている不動産会社の投信が一番でしょう。現在はJ-REITという形で不動産投信は上場しています。その中でもスターアジア不動産投資法人(3468)がお勧めです。すでに不動産投信の中の有望銘柄として紹介してありますが、もう一度ここで推奨しておきます。
東京圏や都市圏の不動産に集中的に投資する方針で、投資対象エリアは、東京県から九州まで広がっています。不動産投資の7割が東京県に集中しているので、東京オリンピックの本命ですね。分配金は時期にもよりますが、高いときは8%近い利回りになっています。高利回り銘柄としても狙えます。
【スターアジア不動産投資法人(3468)のチャート】
12万円近い最高値がありますが現在は11万円を切っています。2020年までに最高値を抜いてくるかがポイントでしょう。
オリンピックイヤー(2020年)までの景気予想
アベノミクスの成功もあって、日経平均は2018年8月現在、2万2千円の高値にあります。市場ではこの高株価が東京オリンピックまで続くのではないかと期待されています。たしかに世界的に見てもオリンピックの前年は株高になる傾向が見て取れます。反面、オリンピックの年は反動で下落することもあります。北京オリンピックの時がいい例で、上海総合指数は2007年まで大きく上昇して、北京オリンピックが開かれる2008年1月に天井を打ち、あとは大きく下げました。東京オリンピックの時もこれと同じようなパターンになる可能性はあります。
実際に1964年(昭和39年)の東京オリンピックの時は、岩戸景気の最後の年にあたり、昭和30年代の高度経済成長の終わりを告げるようなタイミングになりました。オリンピック直後にはいわゆる「40年不況」が来ます。今回の2020年のオリンピックもこのパターンになぞらえば、「オリンピック特需」で湧いた人気相場の反動が来て、直後には景気が冷え込むと噂されています。世界の株式市場を見てもゼロがつく年、いわゆる10年間の最後の年は、大相場のピークになっていることが多いです。
例を挙げれば、1980年の石油価格の天井、1990年の日本の株と不動産バブル、2000年のインターネットバブルの天井は、いずれも10年区切りの年に起きています。2010年だけはリーマンショックが起きたせいで、周期がずれていますが、はたして2020年は同じように株価が大天井をつける年になるのでしょうか?
いずれにせよ、2018年現在は、まだ世界の株価に先高期待があるのも事実です。東京オリンピックまでの好景気を期待しましょう。
いずれにせよ、2018年現在は、まだ世界の株価に先高期待があるのも事実です。東京オリンピックまでの好景気を期待しましょう。